制度も社会も常に進化-育児と仕事の両立-

写真は先輩社労士に案内して頂いた古河市にある「COCOGA OFFICE(ココガオフィス)」の中の一角、ファミリーワーキングスペースの一部です。ガラスの向こうがワーキングスペースで、手前のキッズスペースで子どもが遊ぶのを見守りながら仕事ができる環境でした。とても素晴らしい充実したスペースですね!!
もちろん、ファミリートイレ、授乳室、湯沸かし器や電子レンジもあり、この場所に来ると子育て中の方との交流もしながら、仕事もできるという、一石二鳥以上の効果があると思い、見学させて頂きました。茨城県古河市は素敵な取組み、支援をされています。
均等法施行後40年となりました。そして、改正育児介護休業法が4月、10月と段階的に施行されます。今回の改正育児介護休業法で私が特にようやくここまで来たかと感慨深いのは、「所定外労働の制限の対象拡大」です。
現行は、「3歳に満たない子」まででしたが、改正により「小学校就学の始期に達するまでの子」に拡大されます。労働者が請求すれば、原則、事業所は所定外労働を免除しなければなりません。
我が子の過去の話ですが、年少クラスの際、迎えに行くのは閉園直前の19時前です。部屋に残っているのはいつも1~2人で、不安げな顔で入口の方をいつも見て待っていたのを覚えています。女性の先輩に辛さを吐露した際には「3歳過ぎちゃうとね・・・。」そんな話で終わった時代でした。(結局、深夜残業、休日出勤が常態で、業務に終わりはなく、退職しました。)
子育て支援の制度も常に進化、充実してきております。この改正を広く周知し、社会に浸透させるお手伝いをして参りたいと思っております。